天災と人災

地震と台風の災害が大変なことになっている。

 

今回の台風の被害額は一千億円を超えている、という。

しかしそれでは済まないだろう。

農家は土地から作り直さねばならないからだ。

河川の氾濫で泥水が農地を台無しにした。

 

これは天災だが、来ることは分かっているので防災費用の予算が組まれている。

それが不十分であった。

一例として、河川の決壊箇所が過去の大雨の時とほぼ同じだからである。

 

政府は補修した個所と同じではなく、少し離れていると弁解している。

ところが川筋の一部を補強すれば、その分、水流の圧力が別の場所にかかるようになる。

だから決壊場所だけ補強すれば事足りるというものではないはずだ。

素人でも考え付くことだ。

 

そしてこともあろうに、防災予算を削減しているのだ。

その額がなんと5兆円。これは国会審議されたのか。

それともお得意の閣議決定なのか、は知らないが

災害に強い国土を造る、と確か言っていたはずだ。

それもただ言っただけ、パフォーマンスに過ぎなかったのか。

 

過去に「幸福になれない日本」とかいう本があったやに思うが

不幸にもそれを実感せざるを得ない日々が続く。

 

幸福な人生を過ごしたいという、希望を見失ってはいけない。