世の中には採算の合う仕事とそうでない仕事がある。
その違いはカネを出す人がいるかいないかである。
カネをしたい、出せる人がいれば採算が合うように価格設定できる。
カネを出したくても出せない、しかしやらねばならない仕事は採算がとりにくい。
最近では災害時の自宅の修繕などがある。
当然、防災対策は公共事業として採算度外視で実施せねばならない。
医療については微妙である。
個人のことではあるが、重大な病気は個人では対応できない。
従って健康保険という相互扶助の制度を導入する。
これを採算が合うか、というよりも負担金をどう割り当てるか、が問題になる。
要するに世の中の事業は採算だけでは語れないということだ。
しかし「採算」には聖域がないかのような偏見がまだあり、苦労が絶えない。
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