政治の腐敗、環境破壊、経済破綻、教育の崩壊、医療詐欺などなど、明るい話題はない。
その影響で癌などの身体疾患、うつ病などの精神疾患が増加している。
その対策として運動、食事、ストレス解消は当然のことだが、最も重要なことが失念されている。
これら三つの生活習慣の上位に君臨するものである。
それは生活が楽しいか、である。患者さんに尋ねてみるが、いや友人などにも尋ねてみたが、「楽しい」という返事はごく稀である。
生活の楽しさは二つある。毎日の楽しさと将来の楽しみである。
仕事が楽しければ言うことない。そうでなければ趣味があると良い。
将来の楽しみは、要するに夢である。夢だから非現実的でもかまわない。
この楽しさの有無が人生を決定的に左右する。
今からでも遅くない。自分は何が楽しいのか。それが一生続くものなのか。考えてみるべきだ。
最初に挙げた問題は全て対外的な問題である。いわば環境問題である。
周囲の、社会の、他人の問題を容易に解決することはできない。
だから自分が変った方が早い。
自分が変るというのは意識の問題だから、時間も金もかからない。
「意識こそ変えにくい」という声が聞こえてきそうだが、ご安心あれ。
その辺りのテクニックは心理学、精神医学にしっかりあります。
要するに実行するか、しないかだけの差です。
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TJ (火曜日, 30 6月 2020 13:48)
三層化とは、シュタイナーの言う「三分節化(social-threeholding)」のことでっしゃろか?